秋も本番となり、冬に備えていろんな作業をしなければいけない時期になってきた。
ビニールハウスの跡をグリーンドームに改装する予定でいるが、何せ材料がほとんどない
有様である。困っていたら、この前、沢山材木をいただいたSさんが、要らなくなった角材が
あるというので、遠慮なく喜んでもらいに行って来た。 求めよさらば である。
早速、あと2箇所残っていた所を地ならしして、材に防腐剤を塗り敷き詰めた。
少しずつだが、自分の中でイメージが膨らんでいくのがわかる。何とか今年中には、ドームの
恰好をつけたいと思うが。
2005/10/1

(2005/10/1〜 )

哲学舎通信
2005/10/13
ここしばらくは、ドームに使う材料集めやプライベートの用事でバタバタしていた。
一昨日からドームの作業にかかる。Sさんにいただいた材を下側だけ防腐剤を塗って敷き詰めた。
手伝いが来なかったので、一人で作業したが、かなりきつい作業であった。
久しぶりの重労働である。
2005/10/18
午前中は、道路看板の塗り直し。午後はYさんの知り合いの大工さんの所へ、余った端材を
いただきに津島まで出かけた。
帰りに、粗大ゴミを捨てに行き、そこにあったタンスなどをまたもらってきた。粗大ゴミを捨てに
行っては、帰りにはそれ以上の粗大ゴミをもらって来る。僕にとっては、少し直せば使えるもの
ばかりの宝の山である。
2005/10/23
秋のイベントの日であった。朝から雲行きが怪しく心配したが、少し降ってはすぐに止むといった
具合で、なんとか外での造形プログラムもこなすことが出来た。Yさんの指導で、自然素材を
使ったクリスマスリース作り。30人ほどが参加して、思い思いのリースを作って楽しんでいた。
2Fでは、毎回おなじみのAさんの読み聞かせ。その後は、恒例のライブパーティ。今回は人前で
初めて演奏をするという参加者が4組もいて、さながら学芸会の様相であったが、哲学舎らしい
ライブで楽しかった。
名古屋からは、プロのミュージシャンであるN/YさんとY/Sが参加して下さッた上、アメリカで
歌の修行中のMさんが一時帰国をしていて、飛び入り参加。大いに盛り上がって楽しんだ一日
であった。

2

2005/10/30
グリーンドムの敷板も一段落が付いた。今度は芝生を敷く番である。昨日、雨が降ったのでさっそく
土を起こした。湿っていても粘土質の土は固く、かなりの重労働であった。 うまく根付いてくれる
ことを祈りながら、一枚ずつ足で固めていく。芝生が思ったより高かったので、目土は買わずじまい
だったが、なんとかなるであろう。
2005/11/12
11月に入ってからは、ディスプレイのアルバイトが忙しく、作業が余り出来なかったが、ドームも
なんとか八分どおり恰好がついてきた。あとは、来春を楽しみに待つばかりである。
このところ秋晴れの晴天が続いている。気温も急に下がってきて山が色付き始めた。
スタッフのYさんがカラス瓜を探したいというので、この数日辺りを見回しながら走っていたが、
中々見つからなかった。 諦めかけていたが、通り道で偶然に発見。いつも見ていたところ
なのに、なぜ見つからなかったのだろうかと話し合ったが、どうも気温が急に下がって、緑色を
していた実が急に赤くなったということで納得した。不思議なもので、今日だけで数ヶ所も
見つかったのである。 戻ってからは、渋柿を干し柿にしようということになって、生まれて
初めて干し柿作りに挑戦である。上手く出来たら、クリスマスパーティに出そうということと
なったが正直自信がない。
2005/12/6
ここしばらくは、アルバイトに追われ、作業がなかなか出来なかった。
途中、パソコンが壊れ修理に出していたこともあり、HPの更新が随分滞ってしまった。
季節は、一気に冬へと様変わりし始めている。今朝起きたら、藤原岳の山頂が白く見え、初雪が
降ったようだ。庭に出てみるとここでも水溜りに氷が張っている。
今年の冬は早くて厳しそうである。
2005/12/10
アルバイトが一段落したので、この数日ガーデンに置くサンタを作っていた。
新しい材料がないので、とりあえず、昨年のサンタを解体して作り直した。コンセプトとしては、
年老いたサンタが、車椅子に乗って、ドーム作りを手伝いに来てくれたという設定であった。
午前中にセットが終わった。 午後から会員のTさんが友人と来館したので、「サンタは何してる」
と尋ねてみたが、二人とも返答に困っていた。 その後スタッフのYさんが来たので、その旨を
話したら、難しすぎると云われ、結局動作を変える事になった。もっと単純な方がいいらしい。
2005/12/21
4日前から降り続いた雪が、50センチほど積もった。いろんな備えが甘かったので、数日家の中に
閉じこめられた。昨日は3日ぶりに青空が顔を覗かせ、雪も少し解けたので外出をした。
25日のクリスマスパーティの準備をしなければならないので、Yさんと買出しに出かけた。
4時頃戻ったが、Yさんが雪ダルマとカマクラを作ろうというので、寒さを堪えて、二人で作った。
結構大きなカマクラが出来上がった。小学生くらいなら一人は入れる大きさである。
カマクラ作りは初めての体験であったので、結構夢中になり、足の先が冷凍状態になりかけて
いたのも気づかず頑張ってしまった。久しぶりの霜焼けである。
2005/12/25
今日は、みんながサンタさんとなった哲学舎のXmasPartyであった。
昨日の夜まで雪が降り続いていたので、天気の具合が心配で堪らなかったが、朝から嘘のように
青空が拡がった。雲一つない暖かな空である。
この一週間の暗い空と大雪がピタリと止まったのである。祈りが通じたのか、サンタがプレゼントして
くれたのか、とにかくパーティを開催することができたのはうれしい限りであった。
新しい参加者も含め、30数名の老若男女が集まってくれた。楽しい自己紹介から始まり、絵本の
読み聞かせ、学芸会ライブ、ジャンケンゲーム、マフィー君からのプレゼント、全員合唱、記念撮影
などと、あっという間の3時間であった。うれしかったのは、みんなの笑顔がとても穏やかで暖かい
ものだった事である。 「ありがとう! サンタさん!」のパーティであった。
2006/1/1
また一つ、新しい年が幕を明けた。ここ哲学舎での幕開けは、銀世界で始まった。
先月の18日から降り続いていた雪は、昨日から小康状態となり、元日の今日は朝から晴れている。
一昨年の12月は全く雪が降らなかったので、今回の大雪には正直参っている。何といっても、
雪かきの大変さは、生まれて初めての経験である。豪雪地帯に比べれば屁でもないような量だが
50センチの積雪は、僕の自然観を転換させるには十分すぎる量である。年頭から、自然について
新たに考えさせられる年となりそうである。 黒猫マフィー君も、外に出れなかったストレスが
溜まっていたのか、今日は太陽の下に出たがって、雪上の散歩となった。
2006/1/10
二日間の晴れ間が続いたので、雪も半分くらい溶けてきた。余り動かないのも身体が鈍るので、
とりあえず、アトリエ造りの準備に取りかかった。今日は、鶏舎の裏側に張ってある金網を取り除く
作業をこなした。雨ざらしになっていた部分は支柱が腐っていたが、八割方は何とか使えそうで
ある。シャーベット状の雪上での作業は、足をとられながらで苦労したが、少しずつでもやるしかない。
明日も晴れそうなので、早く雪が溶けてくれることを祈るばかりである。
2006/1/17
外側の金網を外し終わったので、いよいよ中にある荷物を外に出し始めた。雨が降ってもいい
ように、ブルーのシートで覆う。思ったより量が多く、シートをかぶせた光景は、まるで、どこかの
公園の様相である。Yさんが来てくれたので、作業は順調に進んだが、身体中が埃まみれになり、
Yさんには済まない事をした。とりあえず、大量のゴミまがいのものも含めて、殆ど外に出し終わり、
一歩前進の思いである。
2006/1/18
今日は、内部のバラシ作業をこなした。金網を止めてあった傘クギの取り残しがかなりあったので、
一本ずつ、金槌と釘抜きで丁寧に抜いていったが、かなり面倒で手間のかかる作業であった。
クギを抜くだけで、5時間も費やしてしまった。 明後日あたりから、また天気が崩れそうなので、
明日は、羽目板などをはずして焼却せねばならない。一年ぶりの作業の日々のせいか、
夜になってから腰が痛む。まぁ、少しずつ身体も慣れてくるであろうから、焦らずやろう。
2006/1/20
明日は雪の予報なので、今日中に鶏舎の洗浄をしようと朝から作業。
昼から、Yさんが助っ人に来てくれたので、鉄骨の錆びや埃を落としたり、クモの巣を掃除したりで、
3時頃には下準備が終わった。廃材を燃やして、さっそく30Mホースで洗浄に取りかかった。
夕方から、急に冷え込んできて、ゴム手袋をしていても手がかじかんで冷たかったが、一気に
頑張って洗浄。終わる頃には、身体中が水しぶきで濡れ雑巾状態であった。
2006/2/13
毎朝氷点下となり寒い日が続いているが、今日は、まるで春が来たような暖かな日となった。
身体が余り動かないので、外での作業は中断していたが、今日は少し外で作業。
アトリエは風通しが良すぎて、自然冷房状態である。3月頃まではとても作業は無理である。
頼りになる大工のHさんも、3月までは忙しくて、手伝いに来られそうもない。
とにかく、早く暖かくなって欲しいと、鉛色の空を見上げるばかりである。
2006/3/4
厳しい寒さと積雪の中で、ほとんど身動きが取れなかったが、最近少し寒さも和らいで、春が近いと
思えるような陽射しになってきた。今日は、隣りの畑に設置してあったコンテナを、大家さんが職人と
いらして撤去していった。美術館の周りが今年中にはパークゴルフ場として、整備されることが
決まっているからである。雑用を手伝って、夕方までにはきれいに片付いた。
急に見晴らしが良くなって畑が広く見える。
暖かくなって、クリスマスローズが咲き出し、梅の実も膨らんできた。
2006/3/13
暖かくなって喜んでいたら、今日は朝から雪。寒の戻りにしては本格的である。
そういえば、昨年の今日も雪が降っていた。なぜ憶えているかといえば、一年前の今日は、
黒猫マフィー君が捨てられていた日だからである。不思議なことである。
この春は、自然の不思議さや恵に遭遇することが多い。 生まれて初めて鹿と遭遇した。
すぐ前の駐車場の空き地に一匹だけ出現した。数日前には、道路の際にある枯れ木の上に
何か動くものが見えて、ヘッドライトで照らしてみたら、なんとミミズクであった。 写真を撮ろうと
したが逃げられてしまった。ここには、猿、鹿、猪、狸、狐、イタチ、ミミズク、山鳥など、名古屋では
出会うことの出来ない生きものたちに遭遇する。 贅沢な空間である。
この環境が、壊されないよう祈るばかりである。
2006/3/26
今日は、美術館の一周年パーティであった。 朝は小雨が降っていたが、昼前から薄日が射し
何とか曇りの中で行うことが出来た。キャンセルもあったが、29名の方が集まってくれた。
4時頃から、みんなが集まり出し、だんだん賑やかに。子どもたちは、スタッフのYさんの造形教室
で花器のペイントに夢中になっている。大人たちは、飲み食いをしながらのんびりとリラックス。
ほぼ全員が揃ったところで、自己紹介が始まり、静岡から来てくれたIさんの音頭でめでたく乾杯。
恒例のAさんによる絵本の読み聞かせには、大人たちも感激していた。6時頃から楽しいライブが
始まった。 毎回新しい演奏者が増えていく。Hさんのソロピアノ、小学生M君のギター、中学生
Hさんのサックス演奏、TさんとYさんのリコーダーとピアノの合奏、Sさんのピアノ、F君とW君の歌、
そして、最後の方はプロのYANOさんによるJAZZピアノ演奏、IさんとKさんのギターセッションなど
とにかく、あっという間の一時間半のライブだった。
初心者もプロも、うまいもへたも関係なく、音楽はいいな〜っていう学芸会ライブである。次回は
もっと沢山の人が、初ステージを経験してくれることを願う。最後は、記念撮影をして無事に
パーティを終えることが出来た。 沢山の差し入れやカンパ、料理のお手伝いをしてくださった方々
など多くの人たちに支えられて感謝の至りである。
2006/4/4
庭の草花たちも、春を待ちわびたかのように、一斉に姿を変え始めた。
朝晩はまだ肌寒さもあるが、日中は暖かさを実感できる頃となった。遅れているアトリエの
造作工事に精を出さねばならない。今日は、スタッフのYさんが手伝ってくれるというので、天井部分
のトタンのペンキ塗りをした。一年ぶりの作業に身体がまだ付いて行かない。4時間かけて半分を
塗り終えたが、上を向いたままの作業で首と腕が痛くなったが、汗をかくのはやはり気持ちが良い
ものである。
2006/4/6
昨日と今日は、床をうける土台となるブロックの施設作業に汗を流した。
ブロックを30個ばかり土の中に半分埋め、平衡を出しておくのである。土を掘るのも大変であったが
平衡を出すための微調整の作業が結構きつかった。水平器を使いながら調整していくのだが、
なかなか上手く行かず、かなり苦労してしまった。それにしてもブロックがこんなにも重いとは。
2006/4/17
やっと今日、大工のHさんが暇を作って駆けつけてくれた。仕事で忙しい中を本当に有難い。
おまけにHさんの親父さんでもある棟梁と二人で来てくれたのである。棟梁には二年前にも
お手伝い頂いた。さすが親子コンビである。息が合って要領よく作業をこなしていく。
午後四時頃までに、予定の床張りを手際よくこなしてくれた。僕も助手をしながら邪魔にならないよう
お手伝い。 おまけに今日は、名古屋にあるカレー専門店のネパール人コックさんが、ネパールから
子どもさん二人が来ているのでと、総勢5人で遊びに来た。道案内と運転はスタッフのYさんがして
くれた。大工のHさんは、過去にネパールへ行ったことがあるらしく話が弾む。
子どもたちに浴衣をプレゼントして、ささやかな国際交流。みんな満足顔で哲学舎をあとにした。
2006/4/20
一昨日、名古屋に住んでいる会員のKさんが、家を建て直すというので、解体前にドアやガラス窓
などをもらいに行ってきた。古いお家で、懐かしいすりガラスの窓や木戸があった。
遠慮なく頂戴してきた。今日はそれらを洗い日干しにした。乾いたら塗料を塗って、何処に使うか
考えよう。水屋はカフェの本棚にしようと思う。
今日はしだれ桜が満開になった。 気候も良く、黒猫マフィー君はただただ熟睡である。
2006/4/28
この一週間は、バイトやらアトリエ作業やら野暮用でバタバタした。
今週だけで名古屋に四回も出かけた。車も懐もガス欠状態である。
今日は、身体を休めることにして、ガーデンで草むしりや植え替えなどして、久しぶりにのんびりと
過ごした。ガーデンに咲いた花の写真を撮ったので載せておきます。
さて、連休にはどんな出逢いがあるのであろうか。
2006/5/4
連休2日目の今日は、暖かな快晴であった。珍しく5組の来館者があり、うれしい限りである。
朝から、スタッフのYさんが、高校生のS君とK君を連れて、アトリエ工事の手伝いに来てくれた。
明後日には大工のHさんが、暇を作って工事に来てくれる.。それまでにこちらでやっておかねば
ならないことがあるので、彼らの助っ人にはとても助かった。若さでテキパキと働いてくれた。
腐っていたトタン屋根と壁を壊し、支柱を外して外回りがすっきりとした。
また夕方近く、大阪のKさんと友人のIさんが訪ねてくれた。Kさんはマフィー君の大ファン。
30分もかけマフィー君のために毛並みマッサージ。久しぶりにご満悦のマフィー君であった。
2006/5/6
晴天続きで、藤が満開となった。
朝の9時過ぎに大工のHさんが子どもさん二人と棟梁を連れて、休みの中を手伝いに来てくれた。
天気が心配であったが、何とか夕方まで持ってくれた。 今日は、窓とドアの取り付け作業が完了。
名古屋の知人の店からもらってきた大きなドアを窓に、観音開きの門扉を入口にと工夫して
取り付けてもらった。今日の予定では下地を仕上げるはずであったが、作業が多く時間がなく
なったので、次回に回した。下地が仕上がれば、その上に杉板を打ちつけ化粧していくのは、
こちらの作業である。 それにしてもHさんと棟梁のコンビネーションは抜群で、さすがプロである。
ボランティアで来てもらうのには申し訳ない気持ちで一杯だが、背に腹は変えられない現状では、
甘えさせていただくしかない。本当に有難し話である。
早ければお盆あたりに、遅くとも秋までには何とか完成させたいものである。


2006/5/12
数日続いた雨がやっと上がったので、午前中は草抜きに集中。
午後は、アトリエとグリーンドームの間を土慣らしして、ブロックを埋める作業をした。
グリーンドーム側はトタンのままでと思っていたが、やはりバランスが悪いので、アトリエの壁面を
全面的に板張りにすることにした。日当たりが悪くススキの住処になっていた80センチ幅の隙間を
通路にすることにした。ススキを抜いて地慣らしをする作業がとても大変であった。
雨の中、一昨日も作業したが、正直まだ腰が痛い。 月末に大工のHさんが来てくれるというので、
それまでに足場を固めてトタンを外さねばならない。一日5個くらいのペースでやるしかない。
2006/6/1
久しぶりの更新となった。 梅雨のような雨の日が続いて、工事が進まなかったこともあるが、
しばらくの間、名古屋まで夜の出稼ぎに行き、疲れが溜まっていたこともある。
連休明けから、来館者が殆どなく、バイトせざるを得ない状況であった。
ここ数日晴天が続いたので、さっそく作業に精を出した。スタッフのYさんが手伝いに来てくれたので
残りのブロック敷きとトタン外しの作業をこなす。  雨が続いて、ガーデンの草たちは伸び放題。
おまけに、湿度のためか、果林とボケ、大事にしてた蔦が病気になってしまった。
赤茶色の斑点が出来、葉っぱが枯れ始めたので焦った。 ネットでいろいろ調べ、使いたくはない
農薬を少し施した。果林はほぼ全滅状態。蔦はまだ病気にかかったばかりなので、間に合うかも
しれないが、心配である。 やっと庭造りが楽しくなり始めたばかりなのに、手を抜くと、すぐに
バチが当たる。これから梅雨だというのに、先が思いやられる。
2006/6/4
心配した雨も上がり、今日は作業日和。朝早くから、大工のHさんが棟梁と二人で手伝いに来て
くれた。忙しい中をボランティアで来てくれるので、申し訳ないやら有難いやらである。
工事が少しずつ進んでいくと、つい欲が出てしまう。Hさんに予定外の作業をお願いしてしまい、
すまない気持ちで一杯であるが、嫌な顔をせず了解してくれるので、本当に助かる。
今日は、先日名古屋のTさんのお店からもらってきたドアを取り付けたり、壁一面の板張りなどを
してもらった。まだ基礎工事なので、素人の僕では道具もないし出来ない作業である。
その内、基礎的な作業が終われば、ペンキやら化粧的なことは、スタッフのYさんとアドリブで
やるつもりである。ここにあるだけの端材や、貰ってきた材料しか使えないので、アドリブが
一番やりやすいのである。昔JAZZをやっていたので、アドリブはお手のものだが、音楽と
大工仕事では勝手が違う。でも、Yさんは造形の作家、大工仕事のアドリブは得意であるから
大助かりである。 この調子だと、完成は秋頃になりそうであるが、まぁ、のんびりやろう。
2006/6/20
大工のHさんが忙しくて、来月まで来ることが出来ない。
基礎工事が終われば、あとは自分で何とか出来るのだが、道具がない以上待つしかない。
今日は、Yさんと倉庫部分の古い柱などをすべて取り払う作業に専念。
5時間かかったが、何とか鉄骨だけを残して片付けることが出来た。
少し暑かったので、終わりの頃はバテバテであった。一昨年の工事の頃に比べると、体力も
集中力も衰えてきたような気がする。 だが、厳しい冬が待っているので何としても秋までには
完成させないといけない。 初心に却って気力を振り絞るしかない。、
2006/7/2
今日は朝からかなり強い雨が降る。雷様が少し暴れたので、梅雨明けが近いと思う。今日来る
予定であった大工さんが、忙しくて来られなかった。夕方には雨も上がり、青空が拡がった。
陽射しは、もう夏の太陽であった。 ガーデンには今、いろんな花が咲いているので少しだけ
掲載します。それにしても、草むしりは大変のひと言に尽きる。
2006/7/7
昨夜は、梅雨の合間には珍しく、きれいな星空が拡がった。 今日は七夕であったが
あいにくの曇り空で、星たちは姿を見せなかった。もうすぐ梅雨も明ける。
7日にこだわることなく、美しい夜空を待つことにする。 その代わり、ガーデンでは美しい花の星が
咲いている。 中でも昨年の春に、スタッフのYさんが持って来てくれたサボテンの花が咲いたので、
うれしくなってしまった。サボテンの花を生で見るのは初めてである。
2006/7/18
一昨日の日曜日は、哲学舎にて夏のイベントが開催された。すぐに報告を書こうと思ったが、
疲れが出てしまい今日になってしまった。当日は、朝から雨が降ったり止んだりで気が気では
なかった。それでも、20数名の仲間達が集まってくれた。
4時の始まり頃には、また雨が降り出してしまい、ガーデンで行うはずであった造形をカフェでする
ことに。今回は「天の川に笹舟を浮かべよう」という企画である。竹筒に自分なりの天の川を
イメージしたペイントをして、その中に自分で作った笹舟を浮かべ、皆のものを連結し、
天の川に仕立てようというものであった。一時間ほど制作に皆が没頭した。
その後、その制作意図を説明しながらの自己紹介となった。予想以上に皆が集中していたのには
僕が驚いたくらいである。歓談・飲食の後、Aさんによる絵本の読み聞かせ。大人も子どもたちも、
Aさんの話術にはまって楽しそうであった。
その後は恒例の学芸会ライブ。全員合唱のあと、Tさんのリコーダー、Yさんのピアノによる演奏、
小五のSちゃんによる自作詩の朗読、Sさんのピアノ演奏、Iさんのギター弾語りとNさんのピアノ
演奏、飛び入りの二組の青年による歌、Kさん夫妻によるハーモニカとピアノの合奏と歌など、
楽しい時間が過ぎていった。その頃になると、不思議なことに、外は雨が止み少し星も垣間
見える。先ほど作った竹筒の天の川を、ガーデンに並べ、蝋燭に点火して地上の天の川が現出
した。その美しい光景を見ながら、Aさんに星のお話をしていただいた。あっという間の3時間が
過ぎた。最後に記念撮影をして、お開きとなった。皆がいい顔をして帰ってゆく姿を見送りながら、
少しの間でも星を見せてくれた天の采配に感謝した。
昨日も今日も、終日雨が降り続いている。あのわずかな晴れ間は、やはり奇跡的であった。     
2006/7/27
やっと梅雨明けの様相である。7月の日照時間が例年の半分しかないらしい。ガーデンの花たちも
水より光を求めている。昨日今日と、夏の太陽が照りつけたので、彼らもうれしそうである。
23日の日曜日に、大工のSさんが一人で駆けつけてくれた。雨が残っていたので、室内の天井
の下地造りをすることにして、二人で下地を仕上げた。
今日は晴天だったので、雨漏りのする所をパテで埋める作業をこなした。
哲学舎の周りでは、パークゴルフ場の拡幅工事が始まっている。
伸び放題であったススキやセイダカも、一日で姿を消した。風景としては自然な感じがなくなって
行くので残念だが、僕一人の意見ではどうにもならない。役場には要望書を出してあるので
どこまで約束を守ってくれるか気になるところである。
2006/7/30
パークゴルフ場の工事がどんどん進んでいく。周りの景色は日を追うごとに殺伐としていく気がする。
来週大工さんが来てくれる予定である。それまでにアトリエの雨漏りを直さねばならない。
今日は屋根に上って、漆喰で雨漏り箇所を埋める作業であった。
天気も良かったので、乾きは早い。2時頃終了したところへ、Yさんが手伝いに来た。
作業が終わっていたので、天気も良いしマフィー君をシャンプーしようということになり、初めての
シャンプーをした。最初はイヤイヤしていたが、思ったより大人しくしていたので無事に完了。
マフィー君の身体も一時間ほどで乾いたが、その後すぐに、砂の上でゴロニャンと来た。
毎日一回はするこの習性は、シャンプーも関係ないらしい。
2006/8/5
昨日は、大工の棟梁が忙しい中を、お孫さんを連れて工事に来てくれた。
僕は助手をしながら手伝う。 窓枠を全て作り終えるところまで進む。
今日は、朝から一人で作業。大工さんが今度来るまでに、天井と壁にグラスウールという断熱材を
入れねばならないので、暑い中を頑張ってこなした。 断熱材はあまり身体に良くないらしいので、
本当は使いたくないが、屋根がトタンのみなので、暑さ寒さを避けるには致し方ないということに
なった。 マスクとメガネで完全武装して作業した。 しかし、身体に悪そうな匂いには参った。
板を貼って時間が経てば匂わなくなるというが、少し不安が残る。
まぁ、風通しが良すぎるくらいのところだから、何とかなりだろうと思うことにした。        
2006/8/14
お盆休みを利用して、大工のHさんが棟梁と子どもさんを連れて、作業に来てくれた。
12・13日と二日間も時間を割いてくれた。スタッフのYさんが13日に手伝いに来てくれたので
4人でフル回転の工事であった。 防水シートを貼り、天井に板を貼り、庇を作り、外壁を貼り、
窓枠を作りと、朝から突貫作業であった。幸か不幸か来館者がなかったので、僕もフル回転。
やっとアトリエが姿を現してきた。 カンパも底をつき、残りの材料がいつ手に入るか分からない。
大工さんの予定も忙しいので、この調子だと年末までかかりそうな具合である。 
2006/8/23
昨日と一昨日は、Yさんの主宰する造形クラブ「ねっこ」のキャンプに出かけていた。
一昨日は大工の棟梁が急に来てくれることになったが、僕は10時に出なければならなかった
ので、朝からいろんな準備でバタバタした。今朝起きて、アトリエの工事現場を見て確認。
僕が不在でも、ちゃんと工事は進んでいる。段々アトリエの姿が見えてきたようである。
年内には何とか完成するであろうか。基礎工事が終われば、あとは僕らの出番である。
キャンプ場の涼しさが懐かしいほど、今日は暑かった。さすがに夜は涼しいが、日中は蒸し暑い。
マフィー君も昼間は動きが止まっている。アイスノンをタオルに巻いて乗せてやったら、
気持良さそうに昼寝をしている。それにしても、マフィー君は良く眠る。羨ましい限りである。
2006/9/1
早いもので、今年もあと4ヶ月である。一月から始めた鶏舎の改装工事は、予想より困難な
状況が続き、夏までの完成が年内一杯になりそうである。 まぁ、焦る必要はないので、
コツコツやろうと思う。   それよりも、一月半前から始まった、パークゴルフ場の拡幅工事の
方が、こちらにとっては重要な問題となって来た。 茶畑がすっかりなくなってしまって、
当館との隣接距離が殆どないことを実感する羽目になった。 イメージしていたより、かなり
隣接している。設計図を見せてもらっていないので、出来上がりは分からないが、雰囲気は
一変するであろう。来年の春あたりにオープンするらしいが、こちらも景観を考えて対策を
練らねばならない。特に駐車場に隣接する哲学舎は、いろんな対策が必要である。
とはいっても、資金がないから植樹や花を植えるくらいしか方法がない。
工事の様子を見ながら、考えていくしかないが、頭の痛い現実がまた一つ降りかかる。
ブルドーザーの音がかなり騒がしいが、お互い様と受け入れるしかない。
とにかく、自然の景観が少しでも保たれることを祈るしかない。
様変わりしていく様子を収めていきたい。 
2006/9/14
秋雨前線のせいか、数日前から雨の日が続く。 今年の天気は、何かおかしい気がする。
昨年は、毎晩のように美しい星空が見えたのに、今年は、まだ数えるほどしか見られない。
昼間晴れていても、夕方から雲が出て、満天の星を半分隠してしまう。
雨降りだと、パークゴルフの工事も休みなので、静かになって助かるのだが、こちらのアトリエの
工事も進まなくなってしまう。まぁ、草抜きは楽になるので良いのであるが。
雨を喜んでいるのは、やはり草木たちである。 秋の草花たちでガーデンが賑やかになってきた。
昨年山から採って来たカラス瓜も青い実を付けている。知らぬまにシオンや水引が増えている。
名前の知らない可愛い花たちがいっぱい咲き始めた。          
2006/9/17
昨日大工のHさんから電話があり、棟梁が今日来てくれることになった。
Hさんは、現場が忙しくこちらには来られない。
朝8時過ぎに、お孫さんを連れて、名古屋から棟梁が到着。今日は窓枠を取り付けることにした。
ガーデン側の窓は4つあるが、スタッフのYさんのアイデアでMAFYの文字を切り抜くことにした。
ジグゾーとかいう便利な電動ノコがあり、カーブもなんなく切ることが出来る。
やはりプロは道具も違う。 正面の窓を取り付けたところで雨が降り出した。
まだまだ、大工さんにお世話になる基礎が残っている。 基礎が終わらないと僕らの出番はない。
まぁ、隣りではパークゴルフの工事をしているし、春までには間に合うであろう。
2006/10/15
腰痛のため、更新が滞っていたが、何とか再開できそうである。
今日は、以前より頼まれていた音楽の仕事があった。隣町の藤原町に、屋根のない学校という
自然環境学習の公共施設がある。そこの池の中にある水上ステージで、JAZZ LIVEが
あったのである。福井県小浜市から、3人のミュージシャンが来て、僕がベースで参加した。
ぶっつけ本番であったが、なんとか良い演奏が出来、楽しいひと時を過ごした。
季節は秋本番である。哲学舎のガーデンではコスモスが満開である。
2006/10/20
昨日、大工の棟梁であるHさんが、仕事の合間を縫って一人で手伝いに来てくださった。
鶏舎を改装して、アトリエと倉庫兼作業場を造るという年初の計画は、夏の完成を目指していたが、
諸事情で来年春の完成となりそうである。 当初の計画より、かなり本格的になってしまった。
Hさんが、乗り気になってくださったこともあるが、どうせ造るなら、長持ちのするものにしようという
ことになったからである。 やっと、床を貼るところまで来た。窓も形が出来てきたし、あとは
装飾をスタッフのYさんと協力しながら、春までに仕上げる予定である。
アトリエカンパも少なからず集まったが、まだまだ大変である。年末までバイトで頑張って、資金作り
である。 なんとか数人は寝泊りできるスペースが出来そうなので、来年の夏辺りは楽しみである。
2006/10/30
ここ数日、爽やかな秋晴れに日が続いている。夜ともなれば、気温が下がり冬間近かという
寒さである。 夏にはほとんど見られなかった星空が、きれいな三日月と一緒に拡がっている。
昨日は、マフィー恒例の秋のイベントが開かれた。予定より少ない参加者であったが、17名の
方たちが参加してくれた。今回初めて子どもの参加がなかったのが、少し残念であった。
初参加の方が半数以上いて、いつもとは違った爽やかな緊張感の中で、パーティが進んだ。
スタッフのYさんによる、自然素材を使ったクリスマス飾り作り、学芸会的な楽しいライブ、
秋の味覚一杯の美味しい料理たちに囲まれて、楽しい3時間余りであった。
黒猫マフィー君のピアノ演奏に始まり、Tさん、Yさんのリコーダーとピアノの演奏、ライブ初参加のAさん、Mさんによる津軽三味線のデュオ。アンコールがかかり、2曲を追加演奏して下さり、
皆を喜ばせてくれた。続いて、竜笛奏者のNさんと僕のベースによる即興演奏、
毎回参加のSさんによるJAZZピアノ演奏と、あっという間の一時間余りのライブであった。
最後は、皆で記念撮影をしてお開きとなった。 月と星がきれいに輝いて、みんなの笑顔を
照らしていた。 次回は、クリスマスパーティを12月23日に予定している。      
2006/11/4
秋晴れの好天が続いている。毎晩、きれいな月と星空が見える。この三連休も良い天気である。
昨日、大工のHさんからTELがあり、今年はもう来られないと言っていたが、急遽仕事が空いたので
今日来てくれるという。朝から棟梁と二人で手伝いに来てくれた。
4月から、工事に来てくれるようになってから、もう11回目である。数回の手伝いをお願いして
いたのだが、工事をやり始めていくうちに、あれもこれもと欲が出てきて、お願いするたびに、
嫌な顔もせずボランティアを引き受けてくれた。こちらに出来ることは、お茶と昼食とお土産を出す
ことくらいである。本当に有難い珍しい大工さんである。
一応、今日で大工さんの基礎工事と下地は出来上がった。あとは、スタッフのYさんと僕で春までに
塗装やらディスプレイやらの化粧に、精を出さねばならぬ。当初の改造案より10倍も素敵な
アトリエロッジと倉庫になりそうである。今日はみんなで記念撮影をする。
2006/11/26
今月初めから、Yさんと二人でディスプレイのバイトに追われていたので、更新がままならず
気になっていたが、とりあえず一段落した。 先月痛めた腰の回復が芳しくなかったので、
少し大変であった。
最近、朝晩の気温は急に下がってきたが、なんとか風邪も引かず持ちこたえている。
アトリエの工事をする時間もなかったが、年末までに塗装まではしたいと思う。
コスモスの種を採ってきれいに片付けたら、ガーデンが少し寂しくなったが、ビオラを植えて
色を添えてみた。森の紅葉も、毎日変化しながら美しさを増幅させていく。
黒猫マフィー君は、相変わらずのんびりとモグラや鳥と遊んで、夜ともなるとストーブの前で
眠りこけているが、こちらは師走を控えのんきにはしていられない。 
哲学舎のクリスマスに向けて、いろいろ造らねばならないものがたくさんあるからだ。
23日はマフィーの森のクリスマスを予定しているので、明日から準備にかかる予定である。
2006/12/7
この数日、パソコンの調子が芳しくなく、トラブル続きであったが、やっと作動するようになった。
便利な代物だが、車と一緒で故障するとなんともやっかいな異物になる。
回復に手間取ったが、結局メールアドレスを変更する羽目となった。
とうとう師走になってしまったが、いろんなことがありすぎて年末だという実感も湧き出てこない。
だが、今年もあとわずかとなった。哲学舎の周りはすっかり冬の気配である。
アトリエの工事も、暇を見つけては少しずつ頑張っている。野ざらしにしていた材料を整理し、
使いものにならないものは焼却した。アトリエの玄関前に小さなガーデンを造るため、
Tさんに頼んでユンボを入れて整地した。やり残していた外壁の板張りも、廃材を利用して、
Yさんの手助けでなんとか終わった。あとは、いよいよ塗装である。
2006/12/16
23日のクリスマスパーティまでに、あと一週間となった。
派手な飾付けは哲学舎に似合わないので、少しだけ雰囲気を出すことにした。
Yさんに手伝ってもらい、小物のディスプレイと、昨年のサンタさんをリメイクすることにした。
出来上がったサンタさんは、美術館の軒下へ置くことにした。タイトルは「考える人・サンタ」である。
「どうしたら戦争やいじめがなくなるのかなぁ〜」という、サンタさんの呟きが聞こえそうである。
2006/12/24
今夜はクリスマスイヴ。イエスキリストが誕生したのは25日の明日なのであるが、
巷では昨夜と今夜がピーク。明日ともなれば、クリスマスの騒ぎはどこへやらというほど、
ムードは一気に冷める。23日が祝日になったためであるが、本来なら25日にサイレントナイトと
いきたいものである。 だが、かくいう哲学舎も背に腹は替えられず、昨夜パーティを開いた。
昨年は、大雪の中でのパーティであったが、今年は暖かくて30名余りが参加してくれた。
Yさんのアドバイスによる正月飾り作りで始まり、みんなが順番に「私がサンタさんなら、誰に何を
プレゼントしたいか?」という自己紹介をし、Aさんによる絵本の読み聞かせがあり、
ライブは、全員でクリスマスソングを唄ったあと、黒猫マフィー君のピアノ演奏「きよしこのよる」に
始まり、Mさん母子によるリコーダーとマンドリンの合奏、4人組「マフィーの風」による歌、
Sさんと僕のJAZZ演奏、小学生たちの歌と続き、締めはプロの柴田容子さんのピアノ弾語りで
盛り上がった。
最後はKさん扮するサンタさんがマフィー君と登場して、拍手喝采。
サンタさんとジャンケンをして、勝ったらプレゼントがもらえるというゲームで楽しんだ。もちろん
最後の一人まで敗者復活戦が続き、全員がプレゼントを手にして大満足。(したかどうか?)
とにかく、みんなが素敵な笑顔で記念写真に収まって、楽しい森のクリスマスはお開きとなった。